減圧症にならないためのポイント

減圧症(潜水病)とはダイビング中に呼吸した空気タンク内の窒素が血中に過剰に残った状態で浮上した場合に発症するもので、手足のしびれや、倦怠感、痺れや皮膚のかゆみなどの症状が出る場合があります。ダイビング後すぐに発症する場合もあれば、2~3日経過してから出る場合もありますので注意が必要です。

減圧症にならないためにはどのようなポイントに注意すればよいでしょうか?ここでは、いくつか注意点を紹介していきます。

陸上で注意する事

ダイビングはとても楽しいマリンスポーツです。潜る前日はウキウキワクワクで寝不足になってしまう事もあるかもしれません。また、気分も盛り上がってお酒を飲み過ぎてしまう事も。でも睡眠不足と飲酒は減圧症のリスクを高めてしまいます。海に潜る前はしっかり眠って、お酒は飲まないのがベストです。

また、肥満や運動不足はダイビングでなくてもトラブルの元です。日ごろから適度な運動と体重のコントロールは行いましょう。ダイビング時の事故が最も多い年齢層は中高年です。自分の体力を過信せず、体調に違和感を感じるときは勇気を持って中止する事も必要です。

ダイビング後に注意する事

ダイビング直後に飛行機に乗るのはとても危険な事です。減圧症のリスクがとても高まってしまいます。ダイビング後に飛行機に乗る場合、ダイビングの回数や内容によって飛行機に乗れる間隔が異なりますので以下をご覧ください。

1回だけ潜った場合。12時間以上あけてから
2回以上潜った場合。最後のダイブから18時間以上あけてから
減圧を必要とするダイビングを行った場合。24時間以上あけてから

水中で注意する事

減圧症のリスクを減らすには、ダイブコンピューターの「無減圧潜水時間」を超えないようにダイブする事はとても有効です。無減圧潜水とは、減圧停止せずに浮上しても減圧症になりにくいというものです。

ただこれも完璧ではありませんので、さらにリスクを減らすために安全停止が推奨されています。安全停止とは水深5mで3分間停止する事をいい、減圧停止とは異なります。また、安全停止が終わっても急浮上するのではなく、自分の吐く息の泡がのぼるのよりだいぶ遅いスピードでゆっくりと浮上しましょう。

減圧症のリスクを減らすために水中で出来る事は、「無減圧潜水時間」を守る事と慌てて急浮上しないことが重要です。

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